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今後の公演形式について

主宰の高嶋です。今後の後付けの公演形式について述べます。ひと月ないしふた月に一回、小規模の公演を行う。そのうえで、年に数回、本公演を行うという形で行こうと思います。基本的に、CDでいうところの、シングルとアルバムと思っていただけるとわかりやすいかもです。小規模だが、継続的・定期的に行うものがシングル年に数回、規模が大きめの本公演がアルバムでしょうか。小規模公演、50分より短い時間のものになる可能性もあります。30分とかになるかもしれません。それに関すること(いいわけ?)について2つ述べます。一つは、そもそも後付けの大きな目的・流れとしては、継続して公演を行い続けたいという思いがあります。できれば、ひと月かふた月に一回の公演を。短いスパン、稽古期間で長時間のものを作るのは、負担が大きいです。そのため、短いスパンで行うために上演時間が短くなるのは止む無し、という思いです。時間を引き延ばしてクオリティが低下するのも嫌ですし。そういうわけで、今までの感じのクオリティのまま、短いスパンで公演を行うために、短くなってしまうかもしれません。もう一つは、小規模公演は、当分無料カンパ制にするということです。短い分、せめて入場料の心配はなきよう、ということです。ですが、当然無料公演では赤字です。赤字により金銭的負担が増えると、定期的な公演もかなわなくなるかもしれません。その解決策にかんしてはまだ明確なものは打ち出せておりません。そういうわけで、公演にかかった費用を、カンパという形で少しでも負担していただけるとありがたい、ということです。無料カンパにするのは、時間が短いことへのせめてもの、ということです。後々、これ短くてもお金をとれるほどの安定感だ、と感じたら、小規模公演でも入場料をいただくかもしれません。すみませんかもかもばっかりで。そういう感じでご理解いただけたらと思います。次の『ミックスジュース』も『スチームアイロン』も面白そうです。ぜひ、、高嶋でした。

『カツカレーはカツ丼』近衛虚作氏のコメント(4月27日観劇)

後付けの公演を観るのは2回目ですが、今回も面白くてよかったです。最初は京都学生演劇祭2017でした。そのときの感想はこちらに → https://kyoto-kstf.amebaownd.com/pages/1135946/page_201707190109ひとつ付け加えると、知り合いが出演していない「後付け」はすごくオススメです。知り合いが出演しててもいいけど、そうじゃない場合のほうがかなり楽しいのではないでしょうか。最初に見たときは、「うわ、この人たち、これをどうやって稽古して舞台に上げたんだろう」と、底知れない恐怖すら感じたのですが、今回は薄れてしまいました。今回出演してた北川さん、川本さんの二人はこれまでに共演したり、私の脚本・演出で舞台に出てもらったりしたことがあって、ひととなりを知っているので。ひととなりを知らない人たちがあれをやっていたら、「この人たち、日常生活まともに送れてるのだろうか」感がさらに増大すると思うんですよ。今回、ひとつ不安だったのは、あっという間に変化しつくして、面白いとか面白くないとかいう次元じゃない変なところに迷いこんでしまうのではないか、ということだったのですが、そういうこともありませんでした。コントとか短編芝居は、一般的にいかに早くルールを提示できるかにかかっていると思うのです。漫才でも導入がありますよね。「俺、モテたいねん」「ほな、ナンパしにいこうや」「俺、ナンパとかしたことない」「そんなもん練習したらええねん」「練習したらできるようになるかな」「おう。ほな、俺が手本、見したるし、お前、通行人やれや」そうすると、「街でナンパする」というルールが示されて、そのなかで逸脱していくのを楽しめばいいんだなというふうに客は理解する。後付けはルール提示のやり方がうまい。基本的に直接言及されることはないし、話の流れが異様であっても、出てくる語彙が異様ではない。登場人物がだいたいおかしいんだけど、日常に地続きでおかしい。地続きだから面白さの説明をするのが非常に面倒だし、一生懸命説明するのもバカみたいなので説明はしないですけど、「日常のなかに、ふとした面白い瞬間あるよね」というのがところどころに見えるのがやっぱいいのかなと思います。ベタなコントを期待してる人にはオススメできないけど、日常のささいなことにいろいろ見いだせる系の人にはスッと入ってくるんじゃないでしょうか。世代的には10歳以上も離れているので偉そうなことを言わせてもらうと、より年齢の高い人を巻き込んでやると、さらにヤバいことになるのでは。若さとかわかりやすい熱さとかがウリの団体ではまったくないので。「ベタなコントをやるための体」になってしまってる年上連中には気をつけて。